• 社会保険労務士 佐野浩之

退職を考え始めたきっかけは「やりがいや達成感の欠如」

最終更新: 1月31日

 エン・ジャパン株式会社が『エン転職』上で、ユーザーを対象に「退職のきっかけ」についてアンケートを実施し、10,074名から回答を得た結果を公表しました。

退職を考え始めたきっかけは何ですか?

(出典:エン・ジャパン株式会社)

1. やりがい・達成感を感じない       41%

2. 給与が低かった             41%

3. 企業の将来性に疑問を感じた       36%

4. 人間関係が悪かった           35%

5. 残業・休日出勤など拘束時間が長かった  26%

6. 評価・人事制度に不満があった      26%

7. 自分の成長が止まった・成長感がない   24%

8. 社風や風土が合わなかった        22%

9. 業界・企業の将来性に不安だった     16%

10. やりたい仕事ではなかった        15%

11. 体調を壊した              14%

12. 待遇(福利厚生)が悪かった       14%

13. 他にやりたい仕事ができた        13%

14. 結婚・家庭の事情            10%

【調査概要】

  • 調査方法:インターネットによるアンケート

  • 調査期間:2019年7月29日 ~ 8月27日

  • 調査対象:『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )を 利用するユーザー有効回答数:10,074名


★まとめ★

アンケート結果のように彼らに辞めた理由を尋ねると、「自分の成長が感じられない」とか「評価が平等でない」「やりがいが感じられない」というような答えが返ってくる。しかし、じっくりと彼らの話を聞いてみると、表向きの理由の背後に隠れた本音が伝わってくる。「自分では精一杯やっているつもりなのに誰も評価してくれない」とか、「せっかくいろいろな提案をしても相手にしてもらえない」と言ったことに真剣に悩み、それが自分と会社との距離を遠ざけてしまっているのだ。「自分は何をやってもダメなんだ」と投げやりな言葉を口にする者もいる。

周囲から認めてもらえなかったので会社を辞めたと答えることは、自分の弱さ、みじめさをさらすことになる。だからアンケートには表向きの理由しか書かないのである。

要するに、彼らは他人からの承認が得られず自分自身の存在意義も見いだせないので孤独感、無力感に陥り、やがてドロップアウトしていくのである。

そのため、企業側も「叱る」だけでなく「ほめる」ことを心掛け、社員の承認欲求を満たす取り組みが必要なのではないでしょうか?





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